ニューカレドニアジャイアントゲッコー
ミカドヤモリというたいそうな
その
れっきとしたトカゲです
ヨーロッパアシナシトカゲ
今はレオパ
ヒョウモントカゲモドキ
学名 Eublepharis macularius
飼いやすく、美しい品種も多く、20㎝ほどとそう大きくならないということで世界中で愛されているペットヤモリの代表。
一般的なヤモリはまぶたがなく、指先に細かい鱗があってガラスに貼りついたりできますが(吸盤ではありません)、この仲間はまぶたがあってまばたきができ、指先の鱗がないので地面での活動しかできません。そのため、ヤモリなのにトカゲっぽいということでトカゲモドキ。
ヒョウモントカゲモドキは、本来は薄い黄色やクリーム色の地に、その名のとおり黒い豹柄が入るという地味なヤモリなのですが、現在は様々な品種改良がなされ、もはや元の色や柄がわからなくなるほどの様々なものが作られています。
体温60度?
エジプトトゲオアガマ
学名 Uromastyx aegyptia
エジプトの砂漠地帯に生息する大型のトカゲ。最大で60㎝にもなり、その寿命は40年を超えるとされています。
爬虫類は冷血動物などとも言われますが、彼らの活動時の体温は60度もあります。一方で夜間は10度を切るほどの環境に生息しており、体温が下がることによって仮死状態となり、眠って体を休めます。トゲオの名のとおり尾にトゲがあり、いかめしい姿ですが、ほぼ草食で植物やそのタネを食べています。トカゲには草食傾向が強いほど胴体が幅広いという傾向があります。
ペットとしても人気
レッドテグー
学名 Salvator rufescens
見た目はオオトカゲを思わせますが、分類的にはカナヘビに近く、大きなトカゲではありますがオオトカゲではありません。
テグーという不思議な名前は原産地の南米で「鶏小屋を襲う狼」といった意味。
オオトカゲの仲間は尾を切って逃げる「自切(じせつ)」ができませんが、このテグーは驚いたりすると自分で尾を切り逃げ出します。切れた尾は徐々に再生しますが、もとの長さや色、形には戻りません。
あっかんべえ
ヒガシアオジタトカゲ
学名 Tiliqua scincoides scincoides
オーストラリアに分布するアオジタトカゲの仲間。
アオジタの名のとおり真っ青な舌をしており、外敵に襲われると息を吸って体を大きく膨らまし、舌を出してあっかんべえをします。最近の研究で舌の裏側が紫外線を反射して明るく輝き目をくらませると言うことがわかりました。
通常は威嚇だけですが、逃げられないとわかると跳ねて咬みつき、歯は鋭くないものの顎の力が強いので、かなり痛く、敵は二度と襲わなくなるでしょう。
平安貴族の帽子
エボシカメレオン
学名 Chamaeleo calyptratus
カメレオンはとことん樹の上で暮らすことに特化したトカゲの仲間。
四肢の指はそれぞれが癒着し、ミトンのようになって枝をつかみやすいようになっており、尾は物に巻き付けて第五の足として使えます。
目は左右別々に360度を見渡せ、ジッとしていても周りが見えるようになっており、正面にピントを合わせれば餌との距離も測れ、長い舌を射出し昆虫などを捕えます。カメレオンと言えば周りの色に合わせて体色を変えると誤解されていますが、実際は彼らの気分や温度によって変えています。
孫の代まで付き合えます
アルダブラゾウガメ
学名 Aldabrachelys
gigantea
ゾウのように巨大なカメだからゾウガメという意味は後付けで、本来はゾウのような四肢をしているのでゾウガメ。とは言え、大きいことは確かで、最大の個体では甲羅が138センチ、320キロ。中に鉄を詰め込んだ2ドア冷蔵庫が歩いているようなもの。
また、寿命が長いことでも有名で確実な記録で182歳、それ以外にも推定200歳なんていう個体もいます。ゾウガメはガラパゴス諸島のものが有名ですが、このセーシェル諸島産のアルダブラゾウガメとは、分類上は実はまるで別の種類です。
臭う亀
ジャイアントマスクタートル
学名 Staurotypus triporcatus
マスクは覆面ではなく、ムスク。麝香(じゃこう)と呼ばれる、ある種の哺乳類が出す匂いで、香料のこと。
このカメも刺激されると変な匂いを出すことからこの名があり、和名ではニオイガメと呼ばれます。すべてのカメには歯がありませんが、顎の力は強く、咬まれればケガをします。カミツキガメなどで大袈裟に騒がれますが、人間の指を食いちぎることができるのはスッポン類の巨大種とワニガメくらいでしょう。
ミドリガメです
ミシシッピアカミミガメ
学名 Trachemys scripta elegans
昔はお祭りやペットショップなどどこでも売られていた「ミドリガメ」です。
実はこんなに大きくなり手を余した人々が捨てて帰化して各地で問題になっています。
特定外来生物法にて2023年から飼育に規制がかかることが決定しています。